私は姉妹の長女。妹は3歳年下。
私が初潮を迎えた後に、母が婦人科系の病気で生理の来ない体になった。
なので、我が家では生理があるのが私だけの時期があった。
当然その時期は汚物を片付けるのは私だけ。

それが当たり前になって数年、ある日生理が来たので、
汚物入れに袋をセットしようと蓋つき容器を見たら、
なんか側面にゴミみたいなのがやたらと付いている。
しかも、袋はすでにセットされている模様。
毎月終わったら即片付けているのに、
あれ？と思いながら、蓋を開けると
強烈な異臭。ゴミだと思っていたものは、白いゴマ位の大きさの虫(幼虫？)だった。
近くで見ると蠢いていた。

認識した瞬間、頭はパニックになりながらも、行動は逆にテキパキと虫＆異臭汚物を片付け、
処理が終わってもトイレの壁に虫が蠢いているように見えたので、
泣きながら壁に掃除機をあてまくっていた所に母親が異常を察知して駆けつけた。

汚物を残していた犯人は、成長して初潮を迎えていた妹だった。
ちょうど今頃の時期だったので、暑くてすぐ虫がわいたみたい。
私は妹の成長を知らされていなかった。

その後は妹に泣いて切れながら、汚物の処理のやり方を教えた。
しばらくはトラウマでゴマが食べられなくなった。

もう20年前の話なので、ゴマは流石に食べられるようになったけれど、
外出先のトイレでは、個室に入ったら汚物入れをまず目視確認する。
自分も利用しないといけない時は、息を殺し目をつむって素早く捨てる。

生臭い話でごめん。